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Raybox

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制作年:2011年〜
形式:インスタレーション
サイズ:W240×H240×D240mm
素材:木、鏡、MDFボード

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鑑賞者の持っている持ち物を作品の内部に入れて覗き込むと万華鏡に変化した姿を見ることができる鑑賞者参加型作品。鑑賞者は自身の時計やメガネなどの所持品を黒、白、透明の外見をした箱の引き出しに入れる。そして上の覗き口から覗くと、引き出しに入れた所持品が万華鏡の姿に変化している。
所持品は唯一無なものばかりではないが、その所持品の組み合わせは鑑賞者それぞれを形成している一部であり、それを用いることでその人にしか作ることのできない姿を作り出すことを試みた。
引き出しの内部の配置や、作品についているハンドルを回すことで常に変化のあるその一瞬にしか見ることのできない姿が刻一刻と現れる。その美しさは、鑑賞者自身を称賛しているようにも思える。鑑賞者自身が持つ持ち物から生まれるアート。

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この作品は、作家がまだゲームクリエイターを目指し大学で学んでいた頃に制作した。次第に何年も時間をかけて制作する商業ゲームに疑問を抱き始めた頃、現代美術に出会った。しかし当時現代美術をよく理解できていないため、玩具やゲームと違って触れるものが少なく、どこか他人事のように感じられた。もし自分が作品というものを作るのなら、自分事だと思うことができるものが良いと考え、制作した。この作品が、今後の作家生活を生んだ。

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<展示歴>
・2013年1月…『etteda7th-etteda 韓日クリエイター合同展示会 2012-』(TEMPORARY CONTEMPORARY/東京)

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